メラトニンとビーマルワン、運動がアンチエイジングの鍵

抗加齢医学

アンチエイジングに重要な役目を担っているホルモンにメラトニンという脳から出るホルモンがあります。このメラトニン、餌に混ぜてラットに与えると、人間に換算して25年分もラットの寿命が延びたという研究データもあります。メラトニンは睡眠の質を深くし、熟睡できるようにするほか、コレステロールを下げたり、高い血圧を下げたり、ナチュラルキラー細胞を活性化して免疫力を上げたり、アンチエイジングに重要なさまざまな作用を持っています。

アンチエイジングにはメラトニンを正常に分泌させること

若返りにメラトニンの作用がとても大切なのです。メラトニンは朝の起床の際の日光刺激で、体内時計がリセットされます。つまり日光を受けてから14時間から16時間後に分泌が増加するように自動的に設定されるのです。例えば朝の6時起床であれば夜11時に就寝していればメラトニン分泌のリズムに合致するので、睡眠が深く良質になります。このリズムを維持するには、就寝がずれても起床は毎日一定にすることを守ることです。また首の負担の少ない良い枕を使って、深い睡眠を得るようにしましょう。同じ時間に起床して、朝日を浴びることはとても重要だということです。体内時計を乱さないことは若さの維持に必須です。人間の体には、摂取カロリーの一部を脂肪として貯蔵する働きがあります。この割合は一定となっていますが、体内時計がずれると、そのバランスが狂います。

脂肪の蓄積とビーマルワンの働きがダイエットを左右する

ビーマルワンというタンパク質が脂肪の蓄積をつかさどっています。このタンパク質は一日の内でも量が変動し、起床して14時間から18時間にもっとも増加します。朝七時に起床する場合、21時以降に食事をすると、脂肪として蓄積される割合が増加してしまうのです。さらに体内時計の作用は脳と内臓で仕組みが違います。脳では日光の刺激で一日がリセットされてカウントされますが、内臓は朝食の刺激、その中でもタンパク質の摂取と関係があります。起床して二時間以内に朝食がとられ、その中にタンパク質が含まれていると、その刺激で内臓の体内時計は正常に作動します。

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また夕食は起床して10時間から12時間の間に摂取される必要があります。この朝食と夕食の最適化がなされていない場合、一日あたり150キロカロリーもの脂肪が余分に貯蔵されていきます。朝食を抜いたり、バナナだけにしていては、返って太ってしまう可能性があるということです。せめてタンパク質を含む豆乳などが必要といえそうです。そして、夜遅くに夕食を食べるのは、やはり不健康の元だといえそうです。

運動こそが遺伝子の劣化を防ぐ最善の方法

ハワイの日系人を対象にした研究で、一日あたり400メートルも歩かない人は、日に3200メートル以上歩く人と比べて、認知症の出現が1.8倍にもなったということです。毎日の運動は、アンチエイジングの基本です。運動と遺伝子の関係については、双子を2400人調査した研究が有名です。遺伝子にはテロメアという部分があり、細胞の分裂によって、このテロメアが次第に短くなっていきます。そして一定の短さになったとき、その細胞は分裂ができなくなります。このためテロメアの長さが老化の指標になるのです。もっとも運動している人ともっとも運動していない人を比べると、このテロメアの長さに200単位もの差があることがわかりました。これは約10歳、運動している人の方が若いということを意味します。運動しているだけで10歳も若くなれるとしたら、運動する価値が十分にあります。室内にミニトランポリンを置いてそこで軽く運動することからでも初めてみませんか?

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