糖質制限で寿命が縮まり老けることが判明

アマゾンの奥地に住むチメイン族は冠動脈をはじめ動脈硬化が非常に少なく健康な血管を持っています。チメイン族は、炭水化物の摂取率が72パーセントもあり、米やオオバコやコーンなどの糖質の多い食物を食べているのです。日本では炭水化物の摂取の基準値は50から65パーセントとされています。糖質や炭水化物の制限は、むしろ心筋梗塞などの死亡率が高まるとの研究報告が続々と出てきています。

糖質制限には長期的なデメリットがあるとの研究報告

マウスの実験では糖質制限食をとり続けると寿命が短くなることは検証されています。そして人間を対象とした欧米の研究でも、糖質制限を続けた人は寿命が短くなることが結論づけられているのです。長期間にわたって糖質制限を行うと、動脈硬化が促進されるということが次第に判明してきたのです。もちろん極端な糖質制限にこうした有害作用があるのであって、ふだん、食べすぎの人が、まず食べる食事の全体の量を減らすために炭水化物や糖質から減らしていくという場合には、それほどの副作用は出ないのではないかと思われます。糖質は過剰になりすぎれば有害かもしれませんが、極端にそれを制限する糖質制限ダイエットは動脈硬化を促進するリスクがあって危険であるということです。アメリカの名門ジョンズ・ホプキンス大学のボーゲルシュタイン教授も「サイエンス」誌に「低血糖が、がんを発生させる」との研究結果を発表しています。大腸がんに関する遺伝子をすべて発見し癌発生メカニズムを解明した世界的権威であるボーゲルシュタイン教授が低血糖が癌発症に関連していることをつきとめたのです。糖質制限が癌の封じ込めになるという定説が覆されたのです。

糖質制限が動脈硬化を招き、老化を促進する

糖質制限をすればするほど、肌の老化が進んでいくのを実感する人は多いです。糖質制限をしてから、高血圧になるケースも多いです。糖質を極端に制限してしまうことは、結果的に、たんぱく質や脂肪、そして肉類を食べすぎることにつながります。肉類は体内の毒素を増やして老化を促進しますので結果的に、癌になったり、動脈硬化を起こして高血圧になるのです。糖質制限をしてから、しわが増えてほうれい線が目立つようになったという女性は多いです。また一過性脳虚血発作なども起きやすくなるのです。糖質を減らすかわりに脂質を多く取るようになり、動脈硬化が促進しているのです。動脈硬化を防ぐためには、糖質制限ダイエットは避けたほうがいいということです。もちろん、ふだん食べ過ぎている人が若干、炭水化物や糖質を控える程度であれば、大きな弊害は出てこないものと思われます。

短期的な痩身効果は高いが長期的には糖質制限はデメリットが大きい

半年や一年といった短期のダイエットにおいては糖質制限ダイエットは大きな効果があります。また、糖尿病の人が糖質制限ダイエットを実践すれば血糖値はたちまち下がり、改善することもわかっています。しかし、人類の歴史を考えても不自然なこの食事療法が長期的には、癌を増やしたり動脈硬化を促進したり、老化を加速させてしまう結果、寿命までも短くしてしまうことが判明してきました。マウスによる実験でも、糖質制限されたマウスは平均寿命よりも20パーセントも短命だったのです。それだけではなく老化の進行も激しくなり、背骨の曲がりや皮膚の老化も目立つようになります。さらには学習能力低下も認められたのです。通常職と糖質制限食のマウスを比較すると、血中のインターロイキン6という物質の量は糖質制限食を食べるマウスのほうが増加していました。このインターロイキン6こそが、老化を促進させる物質であり、実際に百寿者を調べるとインターロイキン6の数値が極端に低いことはすでに判明しているのです。糖質制限されると、インターロイキン6は、1.5倍以上に増えていることがマウスの実験で明らかになっています。

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