農薬は人体に有害で発がん性を持つ

農薬の毒性はモルモットなどの急性中毒による半数致死量を基準にして分類されています。基準は決して安全というものではありません。慢性中毒については基準にすら入っていません。魚毒性というものもあります。これは水槽中で魚の半数以上が 48時間以内に死ぬ濃度で決められています。このようにみると許可されているからといって決して農薬は安全ではないと理解できます。

すべての農作物は無農薬化できる

化学肥料、除草剤を一切使用せず、農薬を一切使用しない、そんな農法で野菜や果物を栽培する農家が次第に増えてきています。いまでは、ほとんどすべての野菜、果物ではリンゴ、みかん、柿、梨、桃にいたるまで、無農薬有機栽培のノウハウが確立されています。そして志ある農家が次々にこれに取り組んできています。農家では、自分たちの食べる分だけ、こっそり無農薬で栽培して食べているところも多いといいます。数十回も農薬を散布して栽培した野菜を、自分たちはとても食べることができなかったのです。実際に、農薬散布の作業で、皮膚炎、癌、アレルギーなどになって 苦しんでいる農家の人はたくさんいます。農薬使用量の多い農地の近くに、ある種の癌患者が他地域にくらべ 多発しているという研究結果も報告されています。自分達が食べられないものをお客様に販売する農家の心情はいかなるものでしょうか。 この苦痛に耐え切れずに、無農薬有機農法に切り替えた農家も多いのです。

農薬含有野菜の問題点

日本では、ほとんどの野菜は農薬を使用して生産されています。消費者の多くはあまり現状を知らないのですが、農薬というものは、その使用回数たるや一回、二回ではありません。 ひとつの野菜を生産するためには数十回もの散布を行うことがほとんどです。この農薬は、野菜に微量ながら残留します。政府が基準を定めていますが、その基準は実際にはかなり甘いものです。この基準すらはるかにオーバーすることもある中国産の野菜については論外ですね。 健康を維持したい人、癌などの病気になりたくない人は、 できるだけ農薬残留の少ない野菜を食べて下さい。調理の際には農薬をできるだけ抜いて処理する方法があります。外食では、農薬を抜く手間を省いて調理することが多いので心配です。

外食は農薬のリスクがある

「当店は無農薬野菜使用」とか「国産の減農薬野菜を使用しています」と明示する飲食店が安心です。農薬の一番の健康被害といえば、発がん性です。 健康に良いと思い、野菜や果物をたくさん食べても、農薬のせいでがんになったら本末転倒です。残留農薬によるアトピーや喘息などのアレルギー疾患も増えています。できれば、有機農法で生産された有機野菜を食べるようにしたいものです。 最近は、インターネットでの有機野菜の販売が盛んになっています。有機野菜を食べる消費者が増えてくれば、価格は今よりも下がってくるはずです。国民が高い見識をもって消費活動をしていくことが大事です。理想は無農薬野菜だけを食べること。次善の策は減農薬野菜。どうしても不可能な場合は、農薬を落として食べる方法を研究する。 それでも中国産はできるだけやめておきましょう。各家庭に小規模な家庭菜園、ベランダ菜園などを設置し、自分たちで簡単な無農薬野菜をつくるようにしてみてください。無農薬の野菜の味は、ぜんぜん違います。本当の野菜のおいしさがわかります。

無農薬リンゴ栽培の木村秋則さん

木村秋則さんは青森県の岩木山の山麓にリンゴ農園を営んでおられます。これまで長い間、リンゴの無農薬栽培や有機栽培は不可能だとされてきました。大量の農薬で病気や害虫を防ぎ、化学肥料でリンゴ栽培するのが世間の常識でした。木村秋則さんが無農薬リンゴ栽培の試みを開始した時、周囲の同業者の多くは 理解してくれず、変わり者扱いされたそうです。しかし、農薬散布作業する人に皮膚炎などの病気をおこし、自然環境を破壊する農薬を使わない栽培を実現するために 木村秋則さんは八年間も苦労を続けられました。肥料も農薬も、化学的に合成されたものを一切使わない無農薬有機栽培を リンゴのような難しい果樹で実現された偉業は、国から表彰されてしかるべき業績です。木村さんのノウハウは、果樹に自然の野山の土壌を再現することで 土中の微生物や有機物の働きを甦らせるという考え方です。

雑草を除去しない有機農法

このノウハウをいま、木村さんは全国の有志に惜しみ無く指導され、普及に努めておられます。海外でも指導されたそうです。木村さんはリンゴだけでなく、桃や梨、米なども無農薬有機栽培で生産されています。本当に消費者の安全や健康を考えたら、すべての農園農家が 無農薬有機栽培を学び、導入することが理想です。消費者の中にも無農薬有機栽培の作物を求める声が高まっています。長野県の佐久平の無農薬有機栽培の米は、アイガモに雑草を食べさせて生産されています。和歌山県の『ばんじろう村』の無農薬有機栽培のミカン、桃、柿など、今では全国で無農薬有機栽培が広まりつつあります。発ガン性があり、環境を破壊する化学農薬の使用が日本からなくなってほしいです。また、土地を痩せさせて、病気や害虫に対する野菜や果樹の抵抗力を 低下させる化学肥料は、無農薬栽培の実現には邪魔です。堆肥や安全な飼料で育てた家畜糞などの有機肥料にすべての農家農園が切り替えるようになれば良いですね。

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