無農薬、無肥料の野菜には虫がつかない

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無農薬・無化学肥料で栽培すると野菜には害虫がつかなくなります。不思議なことに害虫は、農薬栽培や化学肥料栽培の野菜を好むのです。我々の既成概念では想像できなかったことです。自然栽培をすると植物は害虫への抵抗力を発揮するようになり、そういう自然栽培で作られた野菜や果物はビタミンなど栄養価が高いことも研究により確かめられているのです。

無農薬、無肥料こそ、本物の農業

「梨、桃、葡萄は無農薬ではできない。無肥料ではできない」この言葉を木村秋則さんは何度も耳にしたそうです。しかし、現実にこれらの果実が無農薬、無肥料で実っているのを十年以上も木村秋則さんは見てきているのです。つまり化学農薬を売って利益をあげている人々に多くの国民はこれまでだまされてきたのです。スーパーで売っている野菜は濃い緑ですが、本物の野菜は緑が薄いのです。また、農薬を使用し、化学肥料を使用している畑にこそ、害虫は多いのです。そんな畑がそれまで使っていた農薬をちょっとでも怠ると、たちまち害虫の大量発生となります。ところが、無農薬、無肥料の野菜には虫があまりつかない、そして腐らないのです。害虫がくる野菜は腐りやすいのです。農薬を散布していないのに虫がつかない自然農法の野菜は腐らないのです。今までは雑草をできるだけ駆除することが素晴らしい農法だと思われてきました。ところが、木村秋則さんは雑草をそのままにしておくと痩せた土壌が豊かによみがえることを発見したのです。木村さんが雑草をそのままにしてから三年後に七個のリンゴの花が咲き、二個のリンゴが実ったのです。その翌年には畑全部に花が咲いたのです。

土壌こそ無農薬栽培の鍵

土壌をよみがえらせる鍵は雑草にあったのです。こうした木村秋則さんの発見によって自然農法のノウハウが次第に確率されていき、いまや木村さんは日本全国を回って、後進の指導にあたっています。木村秋則さんは、農業を営んでいない私達にもこうおっしゃいます。家族の健康を守るためにも、家庭菜園をつくりましょう。ベランダでできますよと。家庭菜園でできた無農薬野菜をスーパーの野菜と比較したらわかりますと。木村秋則さんはリンゴにつく毛虫の生態を調べるためにそれを飼育し、どんな成虫になるのかも確かめました。そしてそのガが、目の高さぐらいを飛ぶことを知りました。また一度に二メートルほどしか飛ばないことも知りました。そのガはリンゴが発酵した汁が好物であることも知りました。それで木村さんは、リンゴを発酵させたものを薄めて、バケツに入れてリンゴの木にぶらさげたのです。もちろん目の高さにです。すると翌日、たくさんのガがバケツに落ちて死んでいたそうです。この方法で、少しずつガは減っていきました。そして今では完全にいなくなって、バケツを下げることもなくなりました。今では外国のリンゴ農家でもこの駆除方法が広まっているそうです。すばらしいですね。

つくった人が自分の子供に食べさせられる野菜

無農薬栽培で育てた野菜やリンゴは、アトピーの子供や、化学物質アレルギーの子供でも安心して食べられます。無農薬で野菜や果物を栽培するノウハウはすでに確立されており、農家の意識の問題になっています。農家の人が無農薬栽培を取り入れるか否か。それは、「つくった人が自分の子供に食べさせられるか」という意識をもっているかどうかなのです。どうせ売るから。どうせ知らない誰かの口に入るから。そう思っているからこそ、農薬栽培を平気で行うのです。これでは中国の毒野菜と変わらないではありませんか。日本人であるならば、商売とは誠心誠意の仕事で、人を幸せにするものであるはずです。農家であれば、健康になれる野菜を生産するのが本当の仕事だということです。すべての農家がこの基本にたちかえり、わが子に安心して食べさせられる野菜や果物を生産するようになれば、社会が変わります。一人でも多くの農業生産者が、この意識にめざめることを祈ります。木村秋則さんが自然農法でりんご栽培に成功するまでの 物語を映画にした作品はDVDでも購入できます。ぜひすべての農家の人に見てもらうべきものです。

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