無農薬栽培と木村農法

奇跡のリンゴ木村秋則映画化されるや、木村秋則さんのことを知る人が急速に増えました。世界ではじめて完全無農薬リンゴを栽培した人としての木村さんを日本国民の多くが知ることになったことはとてもすばらしいことです。そして、木村さんの理念。その農業と地球に対する思いを受け取り、志を受け継ぐ人、後に続く人がその中からどんどん出てくることがもっとも木村さんの望んでいることだと思います。木村秋則さんの映画をみて、はじめて木村さんのことを知った人は、すべての発端である「奇跡のリンゴ」という本を読まれることをおすすめします。

農薬をまったく使用しない栽培

木村さんの思想というのは、素朴で素直な木村さんの感性から生まれたものですが、それ以上に、いかなる困難にもくじけることなく最後まで頑張りぬいたその、すばらしい忍耐力、根性に支えられたものだといえます。十一年間も貧窮の中に耐えながら、試行錯誤を続けることでようやく実現させた完全無農薬栽培法を木村さんは惜しげもなく、後進育成のために伝授してくれています。今も日本中で後進の指導にあたっておられるのです。それは、地球環境を守り、自然と人間が共生できる世界を実現する崇高な志があるからできることなのです。木村さんの足跡を学ぶことで、私達は、信じること、忍耐してやりぬくことの大切さを学ぶことができます。そして、木村秋則さんを支えた家族の絆の強さをこの映画は見事に表現しています。映画があまりにも事実に忠実につくられているために、はじめて映画を全部みることになったとき、木村さんは最後まで見ていることができなかったほどだったそうです。この映画は子どもに見せると子どもの教育に非常に有益です。全国の小学校や中学校で上映するべき作品だと思います。努力すること、耐えること、続けること、家族愛、そういった私達が今の時代に忘れつつある大切なものを呼び覚ます、すばらしい映画です。そして、映画のもとになった数々の本は、また、読むだけで人生を変えるほどの感動と気づきを与えてくれるものです。

無農薬栽培を攻撃するバイオ研究者

バイオテクノロジー専門家が、木村秋則さんの「奇跡のリンゴ」を悪意ある形で、批判している記事を読みました。いわく、無農薬栽培をしたリンゴには農薬栽培の2~5倍の天然アレルギー物質が含まれる、とか。実際に石油系農薬のアレルギーで果実を食べられずに苦しむ子供が、木村さんのリンゴであればアレルギーを起こすことなく食べられている事実をどう説明するつもりでしょう?アレルギーは、個人ごとに、その反応する物質が違います。ある人は杉の花粉に反応するが、ヒノキには反応しない。その逆もありますね。つまり、石油系農薬にアレルギーを起こす人にとって、石油系化学農薬を使用しない無農薬リンゴは、救いになるのです。天然アレルギー物質なるものは杉花粉と同じで、どこにでもある物質であり、人によってはアレルギーを起こす場合もそれはあるでしょう。それをもってして無農薬リンゴを批判する理由にはまったくなりません。それは、どんな薬でも、どんな食材でも、アレルギーを起こす人が何パーセントか出現するのと同じです。

木村秋則さんへの誹謗

さらにこの記事、木村さんのことを悪意で表現するためか、「実際には実践者ではなくその夫人がほとんどの作業をしている。夫人には頭が下がります」などと中傷を書き加えていました。これはもちろん、事実を捻じ曲げた誹謗中傷のたぐいです。このような書き方は、科学者のはしくれとして、礼節を欠くというものです。反対者のほとんどは、遺伝子組み換えを研究し、それで金儲けしようとしているようです。または石油系化学農薬を研究して、その特許や権益で儲けようとしている模様です。既得権益保持者には、無農薬栽培や有機栽培の普及は、儲け口を減らされる商売の敵としか映らないのでしょうか。それゆえに、激しく非難し、「天然信仰」などと、カルト呼ばわりして妨害するのでしょうか。たとえば、牛乳は健康にはよくないという医者もいますが、その反対を唱える医者もいます。二派にわかれて争っています。酪農業会と強固に結びついた勢力があり、そうした大学教授や医師は、「牛乳が悪い」ということをカルト呼ばわりしています。毎日飲んでいた牛乳を豆乳に変えるだけで、悪玉コレステロールが正常化したという話をしばしば耳にします。高名なたくさんの医家が、牛乳の取りすぎはよくないと指摘しているのです。「健康のために毎日牛乳を飲もう」などという発言こそ、カルト宗教みたいなものです。これと同じで、無農薬栽培や有機栽培をすすめる良識のある大学教授や医師もいれば、それに反対する勢力もいるということです。彼らは、遺伝子組みかえや石油系の新農薬の開発で金儲けしたい一心で、大企業から金をもらいながら、無農薬栽培や有機栽培を攻撃しているのではないでしょうか。どちらが正しいかは消費者が知っています。一か月でも無農薬有機栽培の野菜や果実を食べていればわかります。

自然農法の父、木村秋則さんの自然農法

木村秋則さんの自然農法は、化学農薬、化学肥料を一切使用しません。そのやり方で、リンゴを実らせます。十年以上の歳月をかけて、自然の仕組みを研究し続け、農業の教科書に書いてあることの正反対を実践した結果、独自の方法を確立しました。木村さんのリンゴのおいしさは、食べた人すべてを感動させます。化学農薬のアレルギーのため、リンゴが食べられなかった子供たちが、木村さんの奇跡のリンゴで、リンゴを食べる喜びを味わうことができました。本書では、木村秋則さんの農法の秘密がすべて明かされています。木村さんの農法を学びたいという人が、木村さんの教えを受けて、自然農法を実践しはじめています。 木村秋則さんの方法は、リンゴだけではなく、桃やみかん、なし、ぶどう、お茶、お米、マンゴー、野菜などあらゆる作物に応用できるのです。化学農薬は自然を破壊し、人体に有害です。一日も早く、化学農薬を一切使用しない農法が日本の農業のスタンダードになることを祈るばかりです。化学農薬を研究する大学教授や、それで儲ける企業はいまだにネガティブキャンペーンをして、木村さんを誹謗中傷しています。しかし、心ある国民の多くがいま、木村さんの声に耳を傾け始めています。「愚公、山を動かす」木村さんの真摯な人柄に触れれば、誰でも分かりあえるものです。木村さんをつるしあげようとしたある農協関係者も、木村さんに謝罪し自然農法を学びたいと申し出たそうです。これからも木村秋則さんの自然農法を応援していきたいです。

無農薬栽培のブルーベリーは目の病気に良い果実

日本全国で無農薬、無の農法が普及されつつあります。今回は、ブルーベリー栽培についてご紹介します。ブルーベリーは、加齢黄斑変性症を予防し、目の健康によいポリフェノールを大量に含みます。アントシアニンというポリフェノールがそれです。岐阜県下呂市の田上農園では、無農薬栽培で作ったジャムとソースを生産されいます。田上農園を経営する田上健さんは、無農薬、無化学肥料の観光農園をつくりあげました。観光農園として、観光ブルーベリー狩りをはじめたところ、毎年、二千人が来園するほどの人気ということです。ブルーベリーという果樹は、それほど大きくならず、家庭菜園や、家の花壇などにも簡単に植えて、収穫することが可能です。最近では、簡単に苗木が購入できますので、ぜひ、あなたも家庭で無農薬のブルーベリーを育てて食べてみてください。ブルーベリーは視力低下を防ぎ、加齢黄斑変性症を予防、改善させうるアントシアニンなどのポリフェノールを大量に含むアンチエイジングにも最適の果物です。家庭で育てる場合も、肥料などもほとんどやらなくても実をつけるほど、育てやすいのです。

無農薬野菜とトキ

トキの人工飼育が成功し、一部が放鳥されています。かつて日本中に普通に見られたありふれた野鳥トキがあっという間に滅んだのは、狩猟もありますが、農薬の大量使用で水田が荒れたからです。水田に大量の農薬が繰り返し散布されて、タニシやドジョウやカブトエビが死滅したのです。農薬は周辺の用水路や小川にも流れこみます。用水路や小川でもタニシやドジョウやカワエビやヤゴが死滅しました。こうして生態系が破壊されて、トキは食べ物がなくなりました。わずかに残っていたドジョウなどには大量の残留農薬が含まれ、これを食べたトキは、繁殖能力が低下して、卵を産めなくなりました。いま、トキを再生させるために、佐渡島でも無農薬栽培の取り組みが始まっています。実は、現在のトキは中国から譲ってもらったものが人工繁殖で増えたものです。トキは学名をニッポニア・ニッポンといいます。しかし純粋な日本のトキは滅びました。中国から譲ってもらったなんて情けないですね。その中国では、トキの繁殖地域だけは無農薬栽培を義務化しているそうです。あれだけ農薬被害を出していても、命令一つでこんなことが可能なのはなぜでしょうか。民主主義国家ではこのように簡単にはいかないですね。いま、トキがたどった滅びの道を人間が歩んではいないでしょうか。トキが再びよみがえったのは、農薬を使わない決意の結果ですね。トキのようになるまえに、すべての農家が無農薬栽培に目覚めて、農業のあり方を変えてくれますように願っています。民主主義は上から変わるのではなく、下から変わります。農業を営む一人一人の決意が世の中の流れを変えていくのです。儲けのためなら消費者がトキみたいになっても良いと考えるなら、結局は自分たち農家も滅びます。

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