健康と長寿のために無農薬野菜が効果的

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木村秋則さんが苦難を乗り越えて、無農薬リンゴ栽培を完成させるまでの物語の映画DVDはもう御覧になりましたか。ノンフィクションとしてはありえないベストセラーとなり、26万部以上も売れた『奇跡のリンゴ』というドキュメント本をベースに、映画化されたDVDです。これまで無農薬でリンゴを育てることは不可能だとされていました。無農薬のリンゴは抗酸化力がきわめて高く健康増進に貢献します。

木村秋則さんの足跡を知ることができる映画

DVD映画は実際の木村さんの人生を再現しています。木村秋則さんを演じるのは阿部サダヲさん。木村さんの奥様の役を菅野美穂さんが演じています。その他、山崎努さん、原田美枝子さんらが出演しています。映画音楽は久石譲さんが担当し、監督は中村義洋さんです。この監督は「チーム・バチスタの栄光」で知られた方です。木村さんがでのリンゴ栽培を成功させるのに十一年以上かかっています。その間の木村さんの苦労は、普通ではとても乗り越えられないレベルのものです。生活は困窮し、周囲の反対や誹謗中傷に耐え、信念を貫きました。岩木山山麓をさまよう木村さんは山の神のメッセージを受け取り、奇跡のリンゴを完成させます。その感動のシーンも映像化されます。

木村秋則さんは目に見えないものを見る努力をした

この映画DVDが多くの人に見られることにより、無農薬栽培の素晴らしさがさらに日本中に広まり、国民の意識を変えていくことでしょう。無農薬栽培を志す農家もさらに増えるはずです。日本の農業を変えていく大きな潮流が生まれる映画です。木村さんは土壌に目をむけました。普通のリンゴは根っこが七メートルほどで、あるのに対し、木村さんのリンゴではそれが二十メートルもあります。木村さんは肥料をあげていないので、リンゴの木は自分で栄養を集めるために根を張り巡らせるのです。それがやりやすいように木村さんはリンゴ畑に雑草を生やし、雑草が根を張ることで土壌が自然に耕されて、やわらかくなります。また、リンゴ畑には、重量のある農機は走らせません。土を重量のあるもので押し固めてはいけないからです。木村秋則さんが行ったことは土壌を山の土と同じ状態に近づけたことでした。雑草によって土を耕し、雑草の根で土に空気を入れ、雑草がふわふわの土を作ります。木村さんの畑の土はほかのリンゴ畑とはまったく違うのです。DVD映画ではその発見に至るまでの物語が感動的に描かれています。

長野県佐久市の佐久平特別栽培米研究会

佐久平特別栽培米研究会では、発足以来20年間にわたって無農薬栽培を研究、実践してきました。農薬はまったく使用せず、畦畔にもしないことを基本に、無農薬栽培を始めて三年以上経過した水田を使用することや、同一水田内で別の栽培がないようにすること、除草対策、害虫駆除には、アイガモを利用することなどを厳密に守っています。収穫後も防虫剤や防腐剤などの薬品や添加物は一切使用していません。佐久平特別栽培米研究会では、発芽玄米も生産しています。発芽玄米とは、玄米を一定の温度で水につけて、わすかに発芽させたものです。発芽により酵素が活性化されて、ギャバ(ガンマアミノ酪酸)が白米の10倍も多く含まれているのです。ギャバは、アミノ酸の一種で、脳の血行を改善し、神経を落ち着かせて血圧を安定させるといわれています。無農薬の発芽玄米ですから、安心です。

無農薬米の肥料は完熟たい肥、発酵鶏糞、稲わら

お米は毎日食べるものです。残留農薬の問題を考えると一番、気を使うべき食材ですね。この玄米は、五年連続の測定で、残留農薬がゼロになっているたいへん安全性の高いコシヒカリ米です。ふつう、玄米を食べるときにはその残留農薬が問題になります。というのは、玄米の場合は、胚芽があるわけですが、そこに農薬が残留しているという問題があるからです。しかし無農薬米は、その心配がありません。ですから、安心して、玄米ご飯にして食べることができます。農薬がゼロですから、農薬に対してアレルギーがある乳幼児にも安心して食べさせられます。アレルギー体質の乳幼児は、農薬の多い米や野菜を食べると、すぐに皮膚症状がでます。子どもによっては喘息がでることもあります。アレルゲンである農薬を食事から排除することで、アトピーや喘息が治り、子どもが元気になるケースはたいへん多いことがわかっています。

残留農薬は十年、二十年の歳月をかけて癌を引き起こす

まずは、毎日食べるご飯を無農薬米で統一することで、子どもたちだけではなく、家族全員の健康が守られることになります。その追跡調査のような研究も十分になされないまま、現行の安全基準が暫定されているのが現状です。一年とか三年で何も異常がでなくても十年後に癌になるのであれば、それは危険な農薬であるといえるのではないでしょうか。そして今、TPPというものに日本は引きずり込まれようとしていますが、政府は必死で、農業における海外の危険な農薬を使った食材や遺伝子組み換え食材の日本への侵入を防止するため、交渉のかけひきをくりひろげています。国民の声を政府に届けて農業の安全ひいては国民の健康を守るように訴えていく必要があります。

農薬アレルギーの方でも家庭でニンジンジュースを楽しめる

ニンジン栽培でも無農薬、無化学肥料栽培がしだいに普及しつつあり、手軽に入手できるようになりました。完全な自然農法と呼べる無農薬、無化学肥料栽培では作物のもつ健康作用は最大限に引き出されます。ニンジンは体を温めて免疫賦活作用があるとされ、ニンジンジュースダイエットや、朝だけニンジンジュースダイエットなどのさまざまなダイエット法にも活用されている野菜です。無農薬・無化学肥料のニンジンはおすすめです。ニンジンはアゲハチョウの一種キアゲハの食草でもあるため、無農薬栽培では、キアゲハの幼虫などの害虫を手で取り除いて育てます。無農薬栽を志す農家では、手作業が多くなり大変さが増しますが、農薬を使って健康に悪いものを消費者に提供するよりは、その苦労を買って出たいという大きな志をもって取り組んでおられます。

無農薬、無化学肥料栽培がしだいに普及

無農薬栽培の野菜は食べると、ふつうの農法の野菜よりもおいしくて、食べた後に「元気が出る」感覚を覚えます。そのため、一度でも食べると、その違いを知ってしまうので、ふつうの野菜よりも無農薬野菜を求めるようになるのが人情です。化学肥料を使わない無化学肥料栽培は無農薬栽培とセットになっています。というのは、化学肥料を使うと、野菜は農薬なしでは育たないからです。化学肥料は野菜の免疫力や病害虫への抵抗力を奪い、農薬の助けなしでは生育できない弱い野菜にしてしまいます。そのため無農薬栽培をする場合は化学肥料は使わず、堆肥などの自然の肥料を使って野菜を育てるのです。無農薬の野菜などの通販についてまとめています。

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